冬のみちのく旅行記 part3
こんにちは。K.Tです。part2の続きです。
雪が降りすぎている青森駅を出発し、まずは青い森鉄道の八戸行きに乗って八戸に向かう…つもりでしたが、クロスシートはあるものの、クロスシートとロングシートの千鳥配置になっている701系はロングシートの乗客からの視線がきついので野辺地で降りて鶏めしを購入し、朝食としました。
後続の快速「しもきた」に乗り、車内で駅弁を食べながら八戸へ向かいます。
八戸からは…ジョイフルトレイン「リゾートうみねこ」に乗ります。
車内はリクライニングシートです。さらに、自由席なのでフリーパスだけで乗れるのでとてもありがたいです。ボックスシートの車両もあります。
車内はあまり混んでいませんでした。八戸から本八戸まで乗る人がかなり多かったです。
ただ、空調?のゴーという音がかなりうるさかったです。
終点の久慈まで乗った後は、三陸鉄道に乗って田野畑へ向かいます。
ここは去年の夏にも乗りましたが、また乗ってみたくなったのでもう一度乗ることにしました。
冬にしか走らないこたつ列車に乗り…たかったのですが、満席なので泣く泣く一般車に乗車することにしました。
乗車した車両は36-101号で、「きっとずっと号」の愛称がついています。車内にも応援メッセージが掲げられています。
もう片方の1両が「さんりくしおかぜ」こと、36-2110号です。
こたつ列車の車内ではゲームや車内販売が行われていました。羨ましい…。
車窓からはテレビで何度も見たような光景が目に入ってきます。海はとても穏やかで、本当にこの三陸の海が津波を起こしたのかと言いたくなるくらいでしたが、破壊された堤防を見ると何とも言いがたい感じがします。
時にはこんな絶景もあります。列車の一時停車のサービスがあります。
田野畑からは岩手県北バスで小本まで行き、小本から宮古までは再び列車に乗ります。車両は「てをつな号」こと、36-102号です。
車体の側面にはモリゾーやラスカルなど、たくさんのキャラクターが手をつないでいるラッピングが施されています。
小本から宮古までは山の中を走るため、トンネルが多く、海はほとんど見えません。
宮古からはJR山田線に乗り、盛岡へ行きます。宮古から盛岡まで通しで行く列車は1日4往復しかありません。車両はキハ110系です。
宮古から盛岡まで乗り通す人が多く、学生さんもそこそこいました。
車窓はほとんどが雪山と閉伊川です。秘境駅である、浅岸駅と大志田駅も見たかったのですが、冬季に列車が止まらなくなってしまったので残念でした。車窓の写真も撮りたかったのですが、窓ガラスが曇りっぱなしで、写真が撮れませんでした。すみません。
盛岡からは田沢湖線に乗り換えるのですが…乗り換え時間が5分しかないので猛ダッシュ!!
山田線の車内で「遅れませんように。遅れませんように。」とずっと願っていました。
田沢湖線と奥羽本線を乗り継いで秋田へ向かいます。気がつけば、東北の太平洋側から日本海側へ横断していることになります。
秋田からは寝台特急あけぼの号に乗車します。
入線時の写真を撮るのを忘れていました。すみません。
B個室のソロ上段で一晩を過ごすことにしました。
鍵をかけることができ、落ち着きますがかなり窮屈です。また、ベッドを使用しているときは出入口が塞がれてしまいます。ベッドを使用していないときは辛うじて階段部分に立ち上がることができます。とはいえ、着替はかなりしにくいです。
次の日、あけぼの号を大宮駅で降り、撮影をしていると…
珍客がいました。
他にも…
風前の灯となった211系グリーン車。
鉄道博物館に行きました。
蒸気機関車のシミュレーターはとても難しかったです。
この後は、新宿へ向かい、高速バスで名古屋に帰ります。
旅は無事終了…
するはずでした。
実は、東名高速道路の岡崎のあたりでトレーラーの横転事故が発生し、渋滞を避けるため、豊川から豊明までを一般道で行くことになってしまいました。目が覚めて気がつくとバス車内の時計が23:47になっていました。やばい。窓からは名古屋車両区が見えて「ああ、もうすぐ着く…。急いで。急いで。」と心のなかで呟いているうちに名古屋駅に着いたのですが、時刻は23:56。太閤通口から名鉄のりばまで激走しましたが…終電はいってしまいました。「こうなったら地下鉄で帰るしかない。」と思って、地下鉄のりばへ急ぎ、東山線と鶴舞線の終電を乗り継いで上小田井へ帰りました。この時、初めて星が丘行きの電車に乗りました。駅の電光掲示板でも「浄心」「今池」「野並」「岩塚」といった、あまり見ることのない行先も出ていました。
冬のみちのく旅行記はこれでおしまいです。トラブルばかりでしたが、もう一度行ってみたいところがいっぱいありました。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。