阿下喜の「軽便鉄道博物館」でミニSLの運転を行いました
こんにちは。T.S.です。
またまた更新が遅くなりましたが、先週の6月5日(日)に、三岐鉄道北勢線の終点である阿下喜駅前にある「軽便鉄道博物館」で、当会のミニSLを運転しましたのでご報告いたします。
当日朝は雨も降っており、運転できるか不安でしたが、お昼頃には晴天となり、気持ちよく運転を行うことができました。
今回のミニSL運転は、単線区間の往復運転となり、過走・脱線の危険があることから走行はデモンストレーションの扱いとし、会員のみ乗車する形としましたが、興味深くご覧になられている方もおり、博物館の賑わいに買うことが出来たのではないでしょうか。今後は往復運転でもお客様に乗車していただけるよう、安全性をどのように確保していくかも課題としていきたいと思います。
さて、軽便鉄道博物館に併設されている線路は、北勢線の軌間762mmの線路を基準とし、その外側に15インチ(381mm)の線路をダンベル状に設置し、中央に5インチと3.5インチの線路を設置したものになります(3.5インチは線路更新中)。5/3.5インチの線路の両端には転車台が設置されており、往復運転が簡単に行えるようになっていました。特に、路線の西側に設置されている転車台は、北勢線で以前に実際に使用していた本物を移設したものであり、それを利用することに会員一同も興奮を隠せないようでした。
当日はもともと軽便鉄道博物館にある15インチゲージのミニ電車も運行しており、そちらも様々な方々が乗車し、活気に溢れておりました。
15インチと5インチの線路が接近しているため、衝突しないよう細心の注意を払ったうえでの運行でしたが、サイズの違う列車同士を同時に動かすという、貴重な体験をすることが出来ました。
今回は当会の新入生歓迎企画という側面も兼ねておりましたので、ミニSL運転と時を同じくして、三岐線の丹生川駅に設置されている「貨物鉄道博物館」の見学も行いました。博物館の運営を行っている方々にも親切にしていただき、様々な面白いお話を伺うことが出来ました。
最後に、運転中の様子の一部を動画に納めましたのでご覧ください。
火室の様子
転車台