2015年函館合宿・函館市電貸切
こんにちは。T.Sです。今回は函館からお届けします。
2か月ほど更新間隔が開いてしまい申し訳ありませんでした。
名古屋工業大学鉄道研究会は元気に活動中です。
さて、今年は8月28日の夕方から30日の朝にかけて当研究会の合宿が函館にて行われましたが、
その一環といたしまして市電の貸し切りを行いましたのでご報告いたします。
今回貸し切ったのは函館市電500形電車の530号。
函館市電最古の車両グループである500形でも唯一車体が未更新で残っている車両になります。
車内も木造の床をはじめ、各所に製造された昭和20年代の様子を色濃く残すパーツがちりばめられています。
列車の撮影を終えた後に乗車し列車はすぐに発車。
まずは函館駅前方面に向かい函館どつく前へ。
途中十字街にてポイント転換の仕組みを運転士さんから教えていただきました。
函館どつく前からは途中軌道の工事を行っている場所を通りながら再び十字街。
ここで十字街電停の函館駅寄りにある折り返し用のポイントを通過しました。
恐らく函館駅前方面から十字街までの列車を折り返させるための設備なのでしょうが、
それを逆走する形になり、貴重な体験が出来たのではないかと考えております。
ちなみに折り返しようのポイントはスプリングポイントの組み合わせにより出来ており、
逆走すると勝手に反対側の線路に電車を移せるようになっているとのこと。
十字街での折り返しの後は先ほどは直進した十字街の分岐点を左折して谷地頭へ。
谷地頭直前にある急な坂を登る530号は流石に苦しそうでした。
その後は来た道を引き返し、反対側の終点である湯の川へ。
ここでは前を走っていた回送列車と縦列に電停に入り、これまた普段はあまり見ない、
終着の電停に2台電車が停まる光景を見ることが出来ました。
その後駒場車庫に入り、貸し切りは終了。解散となりました。
その後、部員各個人で函館を回ったそうですが、これは機関誌にて後ほど紹介できるかと思います。
合宿先からの更新で、駆け足の紹介となってしまいました。
機関誌の合宿報告では各部員、詳細な旅行記をご紹介できるかと思います。
前後の日程を合わせ、かなり濃い旅行を行った部員が多くいるようですので、お楽しみに!